過去ログ - 上条「いろんな能力で物語進める」 アニェーゼ「その7です!」【安価】
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820: ◆gG3GD/FuOQ[saga]
2013/01/23(水) 18:46:50.50 ID:PQGx1B7fo


【9/14 夕方 上条の部屋】


窓から差し込む光がオレンジ色に染まり始めた頃。
上条はキッチンで唐揚げの下味をつけており、インデックスは居間でテレビを見ていた。

いつもの日常の風景だ。

禁書「ねーねー、とうま。この天気予報に書いてある線って何なのかな? 切り株の年輪みたいなの」

上条「んー? あぁ、等圧線だろ。同じ気圧の場所を結んだっていう」

禁書「とーあつせん? それが分かれば天気が分かるの?」

上条「あまり詳しいことは俺じゃなくて小萌先生に聞いてください。ほら、ゴライアス。唐揚げの試食タイムだぞー」

上条は小難しい話題から逃げるように、近くに居た三毛猫に揚げたての唐揚げを食べさせる。
三毛猫は「あつっ!! でも食うにゃー!!」みたいな感じにかぶりついている。

そしてその直後、インデックスが突撃してきた。

禁書「あっ、ズルい!!! 私がつまみ食いすると怒るくせにー!!!」

上条「いや、だってお前全部食っちまうし……って待て待て待て!!! それまだ揚げてないやつ!!!」

慌てて止める上条と、猛獣のように歯をガチガチ言わせるインデックス。
そこで、ふと居間の方から『明日は10:25:37から雨が降りますが、13:14:45には止みます』などといったお姉さんの声が聞こえる。

上条「インデックス、テレビ観てないならちゃんと消しなさい」

禁書「はーい。……そういえば、天気予報が秒単位でピッタリ当たるってどんなトリックなのかな? もしかして天候を操る能力者とか居るの?」

上条「流石にレベル5でもそこまでぶっ飛んだ奴は居ねえんじゃねえかな……天気予報が正確なのは樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)があるからだな」

禁書「なにそれ?」

上条「世界最高のスーパーコンピュータ。あらゆる事象をシミュレートして、正確な未来予測が可能なんだと」

禁書「???」

上条「あー、それも今度小萌先生に教えてもらえよ」

そんな感じに、面倒なことは全て小萌先生に丸投げする上条。
まぁ、あの先生も誰かに何かを教えることは好きそうだし、いいだろう。

と、そこで上条は少し考える。
樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)は天気予報だけではなく、様々な実験にも使われている。
その一つに、あの絶対能力進化実験もある。
おそらく、美琴なんかはあのコンピュータに良い感情を持っていないだろう。

それは仕方ないことだが、上条としてはそこまであのコンピュータを憎んでいるわけではない。
機械自体に罪はない。
例えばここにある料理のための包丁でも、使い方を間違えれば人殺しの道具になる。
誰かを救うための薬でも、分量を増やすだけで誰かを殺す薬にもなる。

要は、使う人間次第だと思うわけだ。



【18:55頃に能力安価】




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