過去ログ - SERIAL CHAINS 「あやめのうた」
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28: ◆wPpbvtoDhE[saga]
2013/02/03(日) 02:37:52.36 ID:OfZNFgS00

菖「ご・・・っ、お゛・・・!?」

暗闇の中、何処まで投げ飛ばされたのか不明瞭であったが、土ではなくアスファルトに落下したということが間も無く判明する。


菖「がっ!あががっががぁああぁああ!!!!?」

折れた歯、粉々に粉砕された骨、潰れた肉片と臓器が同時に再生される激痛は、菖をアスファルトの上でのたうち回らせるほどであった。




憲及(これが妖魔の力か・・・やはり凄まじいものがある)


憲及「とどめを刺してこい!!」


天牛蟲「ギギギィッ!!!」

今がチャンスとばかりに木々の合間を縫いながら、菖が落下した道路へと一目散に向かい始めた。



菖(来る、か!)

あれほどのダメージを喰らったのだからほんの少しくらいインターバルが欲しいところだが、そうは言ってられない。

目から溢れる涙を拭いつつも、よろりと立ち上がる。


菖「・・・ん!?」

バキバキと木々を掻き別ける音とは別に、高音と轟音が交じり合ったような音が急接近していることに気付く。


菖(なんだこの音?初めて聴くが今はそれどころじゃ・・・・)



天牛蟲「ギチィッ!!」


菖(来やがっ―――――)


  ズドガァンッ!!!!


菖「ッ゛!!?」


天牛蟲「ィ゛ッ!!??」


水無瀬「っ――――――!!!」



菖「がっ、は・・・!」

なんだ?何が起きた・・・・・?

暗闇を照らすものは月明かりくらいしか無かったはずだが、突如として目の前に迫った天牛蟲が何かによって照らされていた。

その次の瞬間に私は側面から吹き飛ばされていた。新手の敵か?



水無瀬「っ!が・・・!!」

なんだ?今の・・・・・?

右側通行の右コーナーを70km程で旋回していたのは覚えている。侵入速度は確認していた。

ブラインドを切った瞬間、森から飛び出してきた巨大な生き物(?)と・・・・・女の子を跳ねた、のか?




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