過去ログ - SERIAL CHAINS 「あやめのうた」
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36: ◆wPpbvtoDhE[saga]
2013/02/15(金) 14:37:34.93 ID:xitTBEzV0

憲及「天牛蟲!!何をやっている!?」

木々を掻き分け、今頃になって仕手である憲及は到着。
目を凝らし現状を把握したのか、空を仰いでいる天牛蟲へ 助言を投げかける。


水無瀬「誰だアイツ?」

菖「クソ野郎だ!!」

怒りを露骨に表し表情筋を歪めた菖は、手にしていたナイフを振りかぶった。

   ズドッ!!!

憲及「が!?あぁ゛あ゛っ!!!」

凄まじい速度で回転するナイフが、憲及の脚に 深く突き刺さる。
出血を伴う激痛に堪えかね、その場にてガクン と足腰が崩れ落ちた。


水無瀬「ちょっ、お前」

菖「いいから早く直して!」


憲及「ぎっ、ぃ!!!」

激痛のあまり立ち上がることさえままならないが、口はひらける。
今ここで、あの餓鬼を逃がすわけにはいかない・・・!!
逃がそうものなら、己の命が危ぶまれるのだから。


憲及「天牛蟲・・・触覚を使え!」

天牛蟲「・・・!・・・」

はっと気付く。
2mそこいらの脚を右往左往させても起き上がれない。
だが、5mにも及ぶ触覚を周囲のものに絡ませれ ば・・・・・起き上がれるではないか。


天牛蟲「ギュッチ!」

   シュルル!パシンッ!!

菖「やばッ・・・!」

二本の触覚を細い木に絡み付かせ捻るかのように力を加えてくるりと反転。
衝突によって多少のダメージはあったのか、向き直る動作が妙にぎこちない。




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