過去ログ - SERIAL CHAINS 「あやめのうた」
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61: ◆wPpbvtoDhE[saga]
2013/03/09(土) 00:30:11.90 ID:7TBDzBpt0


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烹楼「・・・姉上、許可を」

星麗「ならん」

草臥れたソファに隣り合わせで腰掛けた二人。
言葉を交わすも、姉が弟を静止するだけに終わった。


星麗「我らの悲願をふいにするのか?烹楼(パンロウ)」

腕を組み腰掛けるは、スーツ姿の女性。
妙齢で整った顔立ち。一見するだけなら疲れ果てたOLのようにも見えたかもしれない。

冷酷に据わった眼光は、弟ではなく向いに座る老人を見据えている。


烹楼「無論、そのような気はありません・・・が」

隣に浅く腰掛けた男。左手を正中に突出し指先で印を結ぶ構えを取っていたが、心酔する姉の粛清に行いを正す。
実弟にしてはまるで似ていない。雰囲気だけでなく形相もいびつと取れるほどに奇妙であった。



甚坊「お前達が言いたいことは判っておるのでな」

甚坊「睨むでない。星麗(シンリー)、お前もであるぞ」


星麗「ならば、早々に話して頂きたいですね。甚坊(シェンファン)道士」

尋常ではない殺気を放つ姉弟との問答・・・・・否、尋問となれば、神経が些かすり減る。
かつての弟子であった二人が、ここまで牙を向いたのは初めてのことであるのだから。



甚坊「うむ・・・」

ボサボサに伸びきった髪を眉からそっと除けつつ、どういった言い訳が好ましいか今更ながらに考える。
あくまで我が優位であると、放つ口調こそは昔と変わらないままにしているが、最早生きた心地さえしない。


甚坊「・・・・・」

不味い。本当に不味い。下手に答えようものならば・・・・・四肢を消し飛ばされることくらいは十二分に有りうる。

二人が異国の地で憚った前代未聞の殺戮談は、海を越えてこの中国にまで木霊していたのだから。



星麗「・・・順を追って答えてもらいましょうか」

星麗「一つ目。何故、“精奉来輪廻壊縛の術”を行うことが出来たのか」

先ず、術を行使出来たこと自体が問題であった。

まだ“阿修羅の法”を遂行出来る段階には無かったはず。
何故、この自体が引き起こされたのか・・・・・それを知る必要があった。




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