10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/22(火) 17:10:42.11 ID:QZ2xAdPa0
「……しばらく飯は食えないな」
乾いた声でハハッと笑う。心の中で『タイムセールにも行けなかったし』と自虐を付け加える。
「……」
笑えない。むしろ虚しくなる。あの人たちは行きたい所にも行けずに死んだんだろう。
まだろくに人生も過ごしていないのに。やりたいことだってたくさん有ったはずだ。
もっと、もっと……
「……くそッ」
小さい声で呟く。誰にも聞こえない声で、自分だけにしか聞こえない声で。
上条の心の中にはいろんな感情が渦を巻いている。怒りや悲しみや恐怖や苦しみや嫌悪。
たくさんの感情が行き場をなくして上条の体を巡っている。
(化け物)
あの時浮かんだ言葉。あの惨劇を起こした奴らは化け物だと上条は思う。
人の皮をかぶった化け物なんだとそう思った。あれを見て何も思わない奴らだと。
それに相応しい能力も持っているし――――――――
ゾクッゾクッゾクッと上条の背筋に悪寒が走った。
バッと上条は辺りを見渡す。
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