18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/22(火) 17:17:30.60 ID:QZ2xAdPa0
お互いに沈黙する。公園には二人以外誰もいないので
風の音しか響かない。
「……もし……もしも能力がなかったらどうなってたんだろうな?
起こらなかったのか?」
沈黙を上条が壊す。その質問は絶対に叶わない仮定の質問。
「関係ないわ。能力があってもなくても、やる奴はやるわよ。
ただ被害の程度の違いだけ。なかったらもっと減ってた」
「……結局は使う人次第よ」
「だよな」
その言葉を聞いて前に感じた悪寒が薄まっていくのを上条は感じた。
結局使う人次第だ。悪用する奴はするし、しない奴はしない。
能力が悪い訳じゃない、使う人間が悪いのだ。
上条が黙っていると御坂が橙色の雲を見ながら呟いた。
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