6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/22(火) 17:07:13.06 ID:QZ2xAdPa0
「うっ……」
胃が逆流するのを感じ、力強く口を抑える。顔は青ざめ、目の焦点が合わない。筋肉が不自然に振動し、体全体が震える。
目からは涙が自然と溢れてしまい、体を支えられず膝をつく。
野次馬の生徒もそうだった。全員、この地獄の光景に戦慄し恐怖している。
言葉を発することもできない。
アンチスキルやジャッジメントが生徒だったモノの隣で生き残った生徒たちを懸命に治療している。
被っている生徒の顔は皆、痛みと恐怖に支配されボロボロになっている。
(どうしてこんなことができんだよ…なんで……なんで……)
理解できない。地に膝を着き、口を抑えながらそう思う。
なぜこんなことができるのか、どんなに考えても理解できない。
(異常だ……異常すぎる……)
(どうして……どうして…どうして、どうしてッ!!)
「あっ」
上条は理解した。どうして奴らがこんなことできるのか。
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