過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その2!?」
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196: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/01/26(土) 21:57:59.03 ID:bPCdg2gH0
戦刃「まだ…っ終わらない!」

戦刃は痛む体を強引に奮い立たせ、無意識化で痛覚を遮断する。
数々の戦場を渡り歩き何度も死の淵に立たされた戦刃だからこそできる芸当。
痛覚を無視し、限界を超える──!

戦刃「うあああああっ!」

戦刃は自身の死力を尽くし、全力をもって苗木達の身体を切り刻んでいく。
勝てる倒せる、はずだった。

苗木「…」

しかし、現実は非情で。
戦刃のそんな思いも、通じなかった。絶望。
久しく感じなかった──超高校級の絶望としてはあるまじき事態ではあったが……戦刃は久しぶりに絶望を味わう。
それはどこか心地の良いもので、戦刃はわずかに笑みを浮かべた。それ諦観からくるものなのか、それとも喜びのものなのか知る由は無かったが。
苗木に300ダメージ。江ノ島に200ダメージ。

苗木「次は僕達の番だ!」

苗木は銃剣を構え、再び弾丸論破を発動させようと──

狛枝「させないよッ!」

苗木が一瞬気を緩めた瞬間、苗木の思考を読んでいた狛枝が苗木の銃剣を弾き飛ばす。

狛枝「その技は危険だからね…封じさせてもらうよ」

苗木「…くっ」

苗木の【弾丸論破】が封じられた。

江ノ島「あーもー苗木なにやってんのー」

苗木「えっと…ごめん…」

江ノ島「このまま殴りあってても埒があかないし、アレやろうよ」

苗木「え、えぇ〜…」

江ノ島「派手にいこう!」

苗木「はあ……ていっ!」

江ノ島がそう叫ぶと、苗木が若干嫌そうな顔をしながら宙へ飛び、銃剣を地面に叩きつける。
叩きつけられた衝撃で地面が揺れ、狛枝と戦刃はバランスを崩す。

江ノ島「苗木クンと私でえーんやこら!」

意味不明な掛け声と共に江ノ島が大剣をハンマー投げの要領で振り回し、狛枝達に切る、というよりは叩きつけた。

戦刃「で、でたらめ…っ!」

狛枝「意味不明だよ…絶望的だね…」

江ノ島のペースに乗せられてしまった二人は攻撃を受けながらそんなことを呟く。
というよりこんなふざけた攻撃でも二人の身体が着実にダメージを受けていることに悔しさを感じているようだった。

江ノ島「激熱!」

その掛け声と共に苗木と江ノ島はタイミングよく得物を前へと突出し、エネルギーを集中させる。
その部分だけ切り取ってみればまるで爆弾が爆発したかのような、そんなコミカルな絵が。

江ノ島「苗木」

苗木「ボンバー!」

二人の域ぷったりの掛け声と同時に、それは爆音を立てて爆発した。
全身黒ずんで倒れている二人を背に片や実に楽しそうに、片やひどくげっそりとした表情でハイタッチを交わした。

江ノ島「う〜ん♪グッジョブ!」

苗木「あ、あはは…」

苗木(…なんで苗木ボンバーなんだろう)

戦刃に420ダメージ。狛枝に500ダメージ。




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