過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その2!?」
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322: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/01/30(水) 21:01:55.24 ID:e9Ggkx3R0
苗木「えっと江ノ島さん…僕の聞き間違いかもしれないけど…もう一回言ってくれる?」

苗木は自分の耳がおかしくなったのかと、真剣に江ノ島の話に耳を傾ける。

江ノ島「あたしはそんな絶望的なことしないって!苗木クンだって知ってるでしょ?この江ノ島盾子は【希望の為に生まれた】といっても過言ではないくらい、希望を愛しているんだよ!」

いや、それはない。ありえない。瞬時に論破する。

苗木「それは違うよ!」

苗木「ねえキミは本当に江ノ島さんなのかな?…僕の知ってる江ノ島さんは、冗談も嘘も吐くし、隠し事だってするけど…希望という言葉に関してだけは偽らない人なんだよ」

苗木「僕の知ってる江ノ島盾子さんは…絶望のために生まれ、絶望のために死ぬ…そんな人なんだ」

江ノ島「そ、そんなのあたしなわけないでしょ?バッカじゃないの苗木クン」

江ノ島「だからあんたが嫌いなんだよ、苗木誠!」

江ノ島は心底の嫌悪を込めて苗木に言い放つ。

苗木(僕の事が嫌いっていうのは江ノ島さんと一貫してるけど…やっぱりおかしい)

苗木(いくら江ノ島さんでも…そんな嘘はつかないはずだし)

苗木「じゃあ、君はあくまで本物の江ノ島盾子と言い張るんだね?」

江ノ島「当たり前でしょ?アンタっていちいちクラスメートに言いがかりつけなきゃダメなわけ?」

クラスメイトに言いがかりつけてるやつがいたら、そら嫌いになるなと納得しかけるが慌てて反応する。

苗木「いや、そういうわけじゃないけどさ…」

江ノ島「っていうかそんな事はどうでもいいよ。今はここを離れようよ」

そういって江ノ島は靴や服についた砂を叩き落とす。

苗木「江ノ島さんはここがどこだかわかるの?」

江ノ島「分かるわけないでしょ?気付いたらここに居たんだから」

江ノ島の表情は本当に何も知らない様子だった。この表情までは疑えず、苗木は続きを促す。

苗木「でもさっき静かにしてとかなんとか」

江ノ島「それがさー、どうもこの辺になんか気味悪いモンスター?みたいなのがうじゃうじゃいるんだよね」

苗木(やっぱりここもダンジョンなのか…)

江ノ島「薄気味悪いし変なものはいるし…いくら嫌いでもここは苗木クンに協力した方が良いかなって思ったから声かけたの」

苗木「なるほど」

江ノ島「こういう時におねーちゃんがいたらなあ…びしばしやっつけてくれるのになー」

苗木(ここでも江ノ島さんらしからぬセリフ…正直信用は出来ないけど、監視の意味を込めて一緒にいた方が良いかもしれない)

江ノ島「とりあえずこの森抜けること目標で、オッケー?」

苗木「了解」

苗木は短く返事を返し、あまり目立たないように江ノ島と共に歩みだす。

江ノ島「ちなみに位置とか全然わからないから」

苗木「……」

前途多難だった。


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