過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その2!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/02/01(金) 00:19:39.28 ID:+4QeNLzW0
苗木「どうして大神さんは、一人でこのゲームを…?」
大神「我はモノクマによって…ボスとして洗脳させられかけたのだ」
苗木「!?」
大神「だが…我にゲームとは言え仲間を手にかけることなどできない…」
大神「…だから我は死ぬ気で抵抗している。こうして、今も」
苗木「……えっ?」
大神「油断してしまえば我は洗脳され、お主らを倒すだけの存在となり果てるだろう」
大神「しかし──我はただでは死なん」
大神は確固たる信念を含んだ瞳を向け、そう語った。
大神「刺し違えてでも…黒幕は我が倒す」
苗木「……」
大神「…苗木よ、これを受け取れ」
そこには先ほどの戦闘で手に入れたアイテムの数々。
苗木「え?でもこれは大神さんの…」
大神「我が持っていても仕方がない…お主の方が有効活用できるだろう」
大神「……万が一、我が敵わなかったときは…頼むぞ」
苗木「ううん、僕は信じてるよ…大神さんなら、きっと」
大神「…そうか」
大神は口元をわずかに綻ばせ、背を向ける。
その背中に、迷いはなく。
静かに、大神さくらは去っていった。
江ノ島「……」
苗木「江ノ島さん、行こうか」
江ノ島「…ねえ、苗木」
苗木「?」
江ノ島「…さっきのあたしの言葉の意味、分かる?」
苗木「へ?いや、よくわからないけど…」
苗木(それって大嫌い、ってセリフ?あれに意味なんかないよな…)
江ノ島「あっそ…。ま、アンタには恩があるし。少なくとも恩を仇で返すまでは着いてってあげるよ」
苗木「仇で返すって…」
江ノ島「それじゃ、れっつごー!」
苗木「ちょ、ちょっと待ってよ!」
江ノ島「……希望に、絶望の私が、ねえ。それって…うぷぷぷぷぷ」
サブシナリオ 【闇の先に】 終
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