459:1 ◆CHXVHeDSA0zK[saga]
2013/03/04(月) 21:13:04.29 ID:r63uy2+Bo
待機ペナルティから開放された彼は再び壁を登ることを試みる。しかし、
魔都ステージのオブジェクトは掴むところが一切なく、その硬さ故に足を引っ掛ける為の穴を開けることも不可能だった。
銀鴉「はぁぁぁ〜……次の変遷を待てってことかよ〜」
しゃがみ込むハルユキ。すると上から小さな小包が落ちてきた。包の中にはパンと手紙が入っていた。
銀鴉「お!ありがたくいただきます!何が書いてあるんだろう」
パンを頬張りながら手紙を読み始めるハルユキ。手紙には何故今日風に飛ばされなかったのかを考えろと書かれていた。
銀鴉「なんでって……そうか!僕は今日風が吹いた時飛ばされるなんて微塵も考えなかった!もしそれが心意の力だとしたら………」
立ち上がり再び壁へと向かうハルユキ。
銀鴉(集中しろ……所詮はプログラムでできたオブジェクト……壊せないはずがない…!)
彼は手を剣のように見立て、そのまま突き立てる。
依然として痛みは感じたが、前はびくともしなかった壁に穴が空いていた。
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