過去ログ - 麦野「さよならロマンス」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/24(木) 22:04:52.65 ID:6Z1ZnqRE0
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彼女が目をパリチと開けると落ち着いた色合いをした木目の天井が視界を埋める。

何か嫌な夢を見ていた気がした。

ベッドの中の彼女はこのまま二度寝という気分でもないらしく

黒いカーテンを開けて眼下に学園都市を見下ろす。

薄暗い部屋に日差しが舞い込み、光にだんだん慣れだした目が街の輪郭を捉えだした。

ごてごてと、あるいは理路整然とも見える、ビルだの研究施設だの学校だの道路だの。

誰かが意図をもって配置したとしか思えない不思議な街をぼやっとした頭でくるっと一周。

色とりどり学生服に身を包んだ若者たちが慌ただしく目的地に向かっている様が見えた。

それもそのはず、ここは230万もの学生を抱える学園都市。


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