過去ログ - 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 衣「8本場だぞ!」
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6: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/24(木) 22:46:24.60 ID:NGQPco96o



龍門渕高校。

その名は全国大会会場という場所においては絶大な意味を持つ。

昨年MVPを輩出。

3人同時飛ばしでの勝利。

そしてメンバー全員が当時は1年生であった。

当時の話題性だけで言えば、あの宮永照さんをも凌ぐ。

そういう選手たちだ。

だが、今年は出場自体していないのが現実である。

清澄高校。

その今まで無名だった高校が、咲の通う高校が全国へと駒を進めることになったからだ。

俺は少し複雑なものを感じる。

なんというか、何時も手を伸ばせばそこに居た幼馴染。

それが遠くに行ってしまったような。

そんな気分だ。

気分を晴らすように俺はむくり、と起き上がる。

今、俺は東京に居る。

龍門渕高校のメンバーとして、清澄への声援という名目でだ。

時刻は現在、5時。

少々早すぎ、とも思わなくもない時間だが、そんなことは無い。

俺はこの時間から、仕事があるのだから。


京太郎「よろしくお願いします、ハギヨシさん」

ハギヨシ「こちらこそ、京太郎君」


そう。

俺はハギヨシさんに色々と雑務の極意なるものを教わっているのだ。

ハギヨシさんは龍門渕家、特に衣さん付の執事。

その家事スキルは圧倒的の一言だ。

まあ、俺は雑務をするハギヨシさんの存在に若干の肩身の狭さを感じていた。

そんなことで、今のようにお願いして仕事を教えて貰ってるのだけれど。

と、まぁそんな時、俺たちが居る部屋のドアが開く。

向く視線。

見れば、目元を擦る衣さんの姿。

薄い笑みを浮かべたハギヨシさんが、驚きを浮かべた俺が。

それぞれ「おはようございます」と挨拶をしていた。






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