過去ログ - 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 衣「8本場だぞ!」
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603: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/30(水) 23:35:22.73 ID:FyfwaMKeo



朝になる。

そんな俺は普段なら起きてる時間だ。

ごそりと、手元を探っては携帯を見る。

時刻は7時。

起きなければいけない時間だ。

というより、少し遅いかも知れない。

俺は力の抜けた四肢に気を入れる。

今すぐ動こう。

そう思えば動けるだけの意識はあった。

しかし、それは不意に止まる。

ガチャ、という音。

鍵が開く音が聞こえたからだ。

反射的に、俺は布団を被り直す。

何故か、それが自然に。


衣「京太郎ー……起きてる、か…?」


侵入者、もとい衣さん。

起きてますよー、と答えようと思うが留まる。

衣さんの声は低い。

どう考えてもこっそりと、そういう風にしている意図がある。

足音が聞こえる。

薄っすら目を開けば、俺の顔を見下ろす衣さんの顔がそこにはあった。


衣「よ、よし……!」


すぅっと息を吸い込む衣さん。

見れば、悪戯心満載の笑みを浮かべているのが見えた。

知ってるだろうか?

早朝バズーカ、という企画を。

バズーカ型クラッカーを寝ている対象にぶっ放す企画で、中々に面白かった記憶がある。

そんなドッキリと同じことをやろうとしている。

それが分かれば、こっちもリアクションの準備が出来るものである。


衣「朝だぞ―――――!!!」

京太郎「!?」


衣さんの大声。

俺は一拍置いて跳ね上がると、ぽん、とベッドが跳ねる。

あ、という声が俺の口から零れるとバランスが崩れて。

落ち……




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