過去ログ - 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 衣「8本場だぞ!」
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639: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/31(木) 00:16:13.68 ID:QyLVB1YEo



正直、後で判明したがちょっと傷があったらしい。

後頭部にはもうガーゼは無いが、少し前まで赤い染みがあったのは驚きだ。

俺はそんなことを思いながら足を薬局に向ける。

使った分の医薬品買い足しが今の俺の仕事だ。

ホテル周辺。

そこを探せば薬局はすんなりと見つかる。

元々、こうした人口密集地帯の客を相手する目的の店だ。

お菓子もあれば化粧品も揃ってるように見えた。

さすが東京。

地方と比べるとどうにも品数が多い気がする。

ふらふらと、目移りする。

買い物しないけど、見ているだけ。

そういうのを女の人が好きな理由が分かった気がする。

こういうのは確かに興味を誘われる。

しかし、前方不注意は見逃せない。

俺は柔らかい背中とぶつかる。

慌てて退けば、女性の後ろ姿。

半分上ずった声で俺は謝罪をしていた。


はやり「あ、君って昨日の……」

京太郎「み、瑞原プロ!?」

はやり「わわわ!しーっ!しーっ!」

京太郎「す、すいません!」


俺が声を上げそうになると手で押さえられる。

私服の瑞原プロ。

というか、プライベートのプロを見れるとか凄く珍しい気がする。

そんなことを考えつつ、周りに視線を向ける。

どうやら、誰にも聞かれてないようだ。


はやり「あー、びっくりしたぞっ☆」


声は小さい。

だがしっかりと“はやりん”になって声を出す瑞原プロ。

なんというか、凄まじいプロ根性だ。

俺はそれを実感しながら、乾いた笑いを浮かべていた。



なんというか、お疲れさまです。






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