過去ログ - 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 衣「8本場だぞ!」
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661: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/31(木) 00:47:56.56 ID:QyLVB1YEo



一「はい、一応消毒終わったよ」

京太郎「どもっす」


夜。

俺は自分で買ってきた消毒液などで国広さんによる治療を受けていた。

傷は浅い。

浅いが、頭部というのは出血が派手になる部位でもある。

風呂上がったばかりでまた開いてしまったので、こうして消毒しているわけだ。


一「にしても、髪の毛邪魔だね」

京太郎「まぁ、そういう部分ですし」

一「……刈る?」

京太郎「刈りませんよ!?」


恐ろしいこと言って笑う国広さん。

これくらいで刈られたら笑えないもんである。

俺だって髪は恋しい。

というか、坊主頭は絶対に似合わないだろうし。


一「ちぇー」

京太郎「はさみを持たないでください」


やめてください、毛根は死んでません。

ぶぅ、と何故か文句ありげに椅子へと寄りかかる国広さん。

俺は医療具の片付けをしつつ、息を吐く。

なんというか、あれである。

この人は、本気なのか本気じゃないのか計りかねる時が多い。

奇術師とか、ピエロ。

そんな空気の掴めなさだろうか。

まぁ、手品は非常に上手いんだけどな。


一「……そうだ、これは手品ですって言って君の」

京太郎「俺に被害が及ぶならNGですよ」

一「……ちっ」


………舌打ちしたよな、今確実に。






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