過去ログ - 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 衣「8本場だぞ!」
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788: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/31(木) 21:32:35.90 ID:QyLVB1YEo



夜の東京。

多くの歌にも歌われる街並みは日々変化している。

ホテルの上階に泊まる俺たち。

ふと窓の外に視線を向ければ、街の光が長野で見る夜空みたいに広がっていた。


透華「あら須賀さん、何か珍しいものでもありまして?」

京太郎「いえ、何も」


不意に声が聞こえる。

振り返れば、一人優雅にティーカップを傾ける透華さんの姿がある。

寝具姿に肩掛け。

そのまま足を組む様は何処か浮世めいたものを感じる。

いや、事実、それは間違いじゃない。

この人、透華さんも、その従姉妹の衣さんも。

何処か枠をずれたような不思議な魅力がある。

こういうのをなんというのか。

それを表現する力が微妙に足りてないことに俺は悩んでいると、透華さんが声を上げた。


透華「65点……というところですわね」

京太郎「よ、ようやく赤点回避ですか…」

透華「ハギヨシを100点としての65点、十分成長しておりますわ」


そう。

今俺は、紅茶を淹れていたのだ。

その評価。

それを透華さんが担当している。

こうして週に1〜2回の割合で、俺が茶を淹れる機会がある。

紅茶、コーヒー、緑茶、ハーブティー。

それぞれの扱いも学ぶ最中、ということだ。


透華「もう一杯、戴けます?」

京太郎「はい!」


オーダー。

俺はそれに受け答え、声を張る。

どうせなら師匠に並ぶくらい、技術を高めたいものだ。







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