過去ログ - ハム子「ありがとう」【ペルソナ3】
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2:>>1[sage]
2013/01/25(金) 00:52:40.57 ID:ZkyUS/+x0

 彼の葬儀は結構大きなモノだった。

 彼の友好関係の広さが原因だろう。改めて、凄いなと思ってしまった。老若男女問わず数多くの人間が彼の為に涙を流し、死を惜しんだ。

 享年18。あまりに早すぎる死に誰もが驚き、誰もが悲しんだ。

 突然の急死。卒業式に学校の屋上でまるで眠るように息を引き取ったという。

公子「葬儀の件、ありがとうございました」

美鶴「……気にするな。私が彼にしてやれるのはこれだけなのだからな」

 目を赤くさせて、彼女はそんな事を言う。

 すべての葬儀も終わり、火葬も終えた。これらすべてを手配したのは桐条グループだ。

美鶴「――私は纏める書類が残っていてな、今日はこれで失礼する」

 そんな言葉が建前だってくらい、簡単に理解できる。彼女の目はまだ乾いていない。

アイギス「……私も、ラボへ戻るであります」

 アイギスはどうやら乾いてしまったようだ。泣き続けたためか、頬にその後がはっきりとみえる。

 そっと、しておこう。彼女は機械であるが、人の心を持つ。初めて味わう間近の死に対し、心が落ち着くのはもっと掛かる筈だ。



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