過去ログ - ハム子「ありがとう」【ペルソナ3】
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9:>>1[sage]
2013/01/25(金) 01:00:29.70 ID:ZkyUS/+x0

荒垣「何があって、そうなったかは、わからねぇ。でも、あいつはきっと満足してる」

公子「……え?」

荒垣「あいつが救ったのは世界じゃねぇ。『仲間』だ」

公子「仲間……」

荒垣「いつか、天田がヒーローに憧れていた時ん事覚えてるか?」

 確か、初めて満月のシャドウを倒した後だったっか。タルタロスのシャドウを倒すことによって影人間を――人々を救うと張り切っていた頃の話だ。

 文吉爺さんがタルタロスに迷い込んでしまい、それを救うことで彼自身の考えを改めため、身近な誰かのため、自分の中の世界を救うためにシャドウを倒す事を決意した筈だ。

荒垣「守るのは、地球から見る世界じゃない。自分の中の世界だ。――あいつの言葉だ」

公子「……」

 自分の中の世界……か。

公子「ははは、なんだか兄貴らしくないですね」

荒垣「ふっ、違いねぇ。随分とキザな奴だったからな。そんな時は耳を疑った」

公子「……先輩」

荒垣「なんだ」

公子「胸、貸してもらっていいですか」

荒垣「……そんぐれぇなら、いつでも貸してやる」

公子「うぐ……ぐす……うぅううううう」

 男らしい、身体。自分より背が高く、しっかりしてる。

公子「うわあああああああああ!」

 彼が死んで初めて涙を流した。



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