20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/27(日) 02:04:30.24 ID:y4hmwWKDo
― 事務所 ―
P「まだ、決心つかないか?」
千早「……はい。ありがたいお話なのですが」
P「ふむ……」
千早「…………」
P「時間はまだ、ある」
千早「……でも」
P「決断する時間は無い。けど、その迷ったままの状態では苦労するだけだ」
千早「……そう…ですね」
P「諦めない意思さえあれば、何度でもチャンスはある」
千早「ここにいるのは、甘えではないでしょうか」
P「甘え……か……」
千早「居心地のいい、この事務所で……自分を磨くには……やはり……」
P「成長の妨げになる、と」
千早「はい」
P「なら、やりたいことより、やらないといけないことを優先したらどうかな」
千早「やらないといけない……こと」
P「今から言うこと、事務所のみんなには内緒にして欲しい」
千早「は、はい……」
P「俺が遅くまで残って仕事をしているのは知ってるか?」
千早「はい。みんなから、聞いています」
P「……実は……な」
千早「……ごくり」
P「家に帰って、独りでいたくないからだ」
千早「……え?」
P「ここに居たら、小鳥さんがいて律子がいる。社長も……って、毎日出かけてるが」
千早「……」
P「必ず誰かがいるんだ。だから、寂しくない」
千早「……っ」
P「声をかけてくれる。それが嬉しい……って、笑わないでくれ」
千早「……だ、だって…っ……プフッ」
P「絶対に内緒な」
千早「わ…わかりまし……っ……グフッ」
P「約束だからな」
千早「だ…だい……じょ…っ……で…すよ」
P「……そんなに笑われると……恥ずかしくなってくる……」
千早「す…すいません…っ……なんだか……プロデューサーが……かわい……ブフッ」
P「くぅ……」
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