4:名無し ◆c6LKsJdfkA
2013/01/27(日) 16:50:42.12 ID:VnLAOp320
・・・目を醒ましたのはチクタクと時計の針が鳴り響くベッドの上だった。
携帯電話を覗き込むと画面には8月14日の午前12時と表示されていた。
眠りについて2時間しか経っていなかったのだが、なぜだか眠気は襲ってこなかった。
----その日の夕方。
軽音楽部の部活は終わり、帰路に就いていた。
いつもの解散場所で部活のみんなと解散し、私もまた帰宅した。
「明日は休みだから、各自自主練習しておくよーに！」と律先輩が言うと、みんな「はーい」と答えた。
・・・もっとも、唯先輩にその気はなさそうだったが。
帰宅する途中、ｳﾞｨｰﾝの携帯が振動した、唯先輩からのメールだ。
『明日、せっかく部活も休みなんだし、公園でゆったり駄弁らない？』
いいですよ・・・とメールし、私は唯先輩の誘いに乗った。
でも、少し不思議だな。
昨日みたあの公園での夢を思い出した。
唯先輩がトラックに轢かれる夢。
まさかとは思うが正夢じゃないだろうか。
・・・いや、そんな事はないと自分に言い聞かせ、その日は帰宅した。
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