過去ログ - 【京太郎SS】?「うらめしや〜」京「喼急如律令」まこ「極楽へ行きんさい」
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5: ◆iin4TpTTl.[saga]
2013/01/27(日) 21:09:33.99 ID:Sx+IXBZU0
【同じ頃・奈良県吉野】

奈良県の阿知賀と呼ばれる地区にある庚申堂の分社、そこにジャージの少女が駆け込んできた。
少女は手に持っていたサルを型どった手のひらサイズの人形を本殿の前に供えて手を合わせて拝む。

少女「庚申さん。それじゃ、お役目に行ってきます」

そう言って、持ってきた人形を再び手にとって駆け出していった。
その後、山を駆け回り阿知賀に続く旧道にある道祖神や地蔵尊に異常がないか見て回る少女。
それらの道祖神や地蔵尊は阿知賀に禍が入らないようにするための結界の役割も持っていた。

少女「後は… あそこだけか… あそこの雰囲気嫌なんだよな〜…」

そう言いながらさらに山の奥を目指して進んでいく。着いたところは小さな社、少女は手早く10分ほどでそのお社をきれいにする。
そして、お社の奥の茂みに入っていった。茂みを抜けたところはそこそこの広さを持った広場になっていて真ん中に結果石が置いてある。
何回も来ている場所であるが、少女は背筋に走る悪寒を感じていた。

少女「…やっぱりここは気味が悪いね…」

そう言いつつ異常がないか確認していく。確認が終わると直ぐにその場を後にした。
その後、見晴らしのいい山頂でお弁当を食べる少女。

少女「やっぱり山で食べるご飯って美味しいよね〜♪」

少女の名前は高鴨穏乃。阿知賀の守護結界を保守する役目を担う結界守の少女である。






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