過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：七巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：七巻目【都市伝説】

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52:1[saga]
2013/01/28(月) 01:29:36.86 ID:zLH8MotBo
だが、そこに。

淡「……あれま、運が良いね。いや、そうじゃないのかな」

淡「偶然出会う人達にも手助けして貰えるくらい仲良くしてた、努力の賜物でもあるんだろうね」

京太郎「は？」

小蒔「あ、京太郎さーん！」

京太郎「……神代先輩！？」

神代小蒔と、その仲間。
合わせて五人が、偶然通りかかった。

彼女達は諸々の用があって此処に来ていたのだが、この時間にこの場所で京太郎達と会ったのは全くの偶然。

そして偶然出会った人達が彼に好意的であるのは、彼の積み重ね。

偶然と積み重ねの結果ではあるが……彼は気付かぬ内に、一つ目の危機を脱していた。

故に、まだ気付かない。
大星淡の、その心奥に。

霞「あらあら、こんにちわ」

京太郎「あ、ども。この前の煮物美味しかったです。ありがとうございました」

霞「あら、そうだった？　そう言ってもらえると嬉しいわね」

初美「ふっふっふ、デートですかー？」

京太郎「んな色っぽいものじゃないですよ」

初美「ちぇっ」

巴「ごめんね、邪魔しちゃって」

京太郎「いえ、何かしてた訳でもないですし」

巴「姫様が嬉しそうだと、私たちは止めづらいからさ……」

春「少年、黒糖売ってる売店教えてくれてありがとね」

京太郎「あそこの駄菓子屋のおばあちゃんは最近客が来なくて寂しそうでしたし。どうにかしたかったんですよ」

京太郎「ギブアンドテイクってやつです」

春「……うん、悪くない。色々と」

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