過去ログ - 「そんなことより野球しようぜ!」
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1: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/01/28(月) 00:21:25.51 ID:5vgZnzGvo

「おー、伊織ひさしぶりじゃーん」

中学の同級生には、あまり会いたくない。
会いたくなかったが、電車を一本ずらしたばかりにこうなった。

「お、おう」
「その制服はあそこか。野球しかしてなかったのによく受かったな」

やっぱりその話か。
特待生を辞退してから、死ぬ気で勉強したんだよ。

「仕方ないだろ。投げられないんだから。普通の学校受けるしかなかったんだよ」
「あ……悪い」

電車がホームに滑り込む。
そいつは気まずさに負けたらしい。

「ま、あれだ! がんばれよ!」

ちゃっ、と手を上げると、逃げ込むように車両に乗っていった。


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2: ◆CIZA6sfEUc
2013/01/28(月) 00:22:26.18 ID:5vgZnzGvo

(何をだよ)

人の少なくなったホームで舌打ちをする。

以下略



3: ◆CIZA6sfEUc
2013/01/28(月) 00:22:57.73 ID:5vgZnzGvo
―――――

学校に着いた。
朝のHRまで時間がある。
校門を過ぎたところで、ごつい手が肩を掴んだ。
以下略



4: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/01/28(月) 00:23:34.98 ID:5vgZnzGvo

グランドの隅っこで、無言でキャッチボールをする。
この時間は嫌いじゃなかったし、テリーもどこかほっとしているようだった。

フェンスの向こうから視線を感じた。
以下略



5: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/01/28(月) 00:24:04.62 ID:5vgZnzGvo

よく通るいい声だ。
彼女はびびっているに違いない。
動けないでいるらしかった。

以下略



6: ◆CIZA6sfEUc[saga sage]
2013/01/28(月) 00:26:21.83 ID:5vgZnzGvo
短編です。
1週間くらいで完結する予定です。

おやすみなさい。


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/29(火) 08:28:37.77 ID:jymztHxDo
おつ


8: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/02/02(土) 03:32:40.83 ID:Xf1173xUo

―――――

転校生が来た。
今朝の女子だった。
以下略



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