過去ログ - 「そんなことより野球しようぜ!」
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103: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:02:14.65 ID:/PSNK3Ego
「俺はお前を相手にできてよかったよ」

思ったより細い肩が俺の腕の中にあった。

「何度も辞めようとしたけど、本当に投げられなくなると考えたら怖かった。
 そのへんは一緒なんだろうよ。俺も、お前も」

視界の端に野次馬が映ったような気がしたけど気のせいだろう。

「所詮俺たちが普通であろうとしたって、無理な話なんだ。
 お前だって、よくできた擬態でしかなかっただろうが。
 どこの普通の女子高生がバッセン通いの為にバイトするんだよ。
 諦めろよ。お前十分打撃バカだよ」

「そのままでいてくれ」と言うと、晶が顔を上げた。
濡れたまつ毛が束になっている。
目のふちが赤い。

「打ちたきゃいつでも投げてやる。
 どこまで行けるかわからないけど、行けるとこまで行く。
 お前が好きだ。だからついてきてくれ」
「え」




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