過去ログ - 「そんなことより野球しようぜ!」
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71: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/07(木) 00:11:00.09 ID:JTAez0Auo
「ねえ、故障って――」
「だからさ」

いちいち途中で言葉をかぶせてくる。わざとやってるらしい。
黙って聞けということか。
以下略



72: ◆CIZA6sfEUc[saga sage]
2013/03/07(木) 00:26:41.40 ID:XyB6KmeYo
>>65-66
ありがとうございます。
ちょっとずつでも何か書いてる方が心が平和です。

また明日更新します


73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/07(木) 19:47:50.20 ID:cNjuF3KAO

照井君の引きずり出すってのが怖いな、かなりえげつない方法になりそうな予感 続き期待


74: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/08(金) 06:48:44.51 ID:QzYEdVrjo
―――――夕方・自宅から川沿いの遊歩道へ―――――

家に帰ると、荷物を玄関に放って着替えた。
そのまますぐ出掛ける。

以下略



75: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/08(金) 06:49:20.03 ID:QzYEdVrjo
(うわああああああああああ)

野球以外のことについて考えるのはあまり得意じゃない。
思考に雑音が混じる。
気を抜くとそれしか考えられなくなる。
以下略



76: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/08(金) 06:50:20.03 ID:QzYEdVrjo
西日が目に痛い。
うつむいて走る。

俺は黙々と腕を振って足を前に出し続ける。

以下略



77: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/08(金) 06:51:10.13 ID:QzYEdVrjo
(晶のしてきたことは)

転びそうになって、初めてスピードをゆるめた。
もう隣町まで来ていた。
河原から町に戻る階段を上がって、少し歩くと例のバッティングセンターがある。
以下略



78: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/08(金) 06:52:20.97 ID:QzYEdVrjo
―――――バッティングセンター―――――

親子連れがひと組いる以外は、俺以外に客はいなかった。
平日の夕方。
もう少しで日が沈む。
以下略



79: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/08(金) 06:52:59.37 ID:QzYEdVrjo
硬球の、一番速球が打てるところに入る。
なんとなく一球目は見逃す。
晶はこれを、ほとんど全部向こう側のネットの上部に叩きつける。
あいつやっぱりすげえわ、と、構えながら思う。
打撃ならテリ―の方が上手い。
以下略



80: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/08(金) 06:53:43.45 ID:QzYEdVrjo
「じゃあ、中学上がったら野球部だな」
「うん。で、高校生になったら甲子園行く!」

鼻の奥がつんとした。

以下略



81: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/08(金) 06:54:26.90 ID:QzYEdVrjo
スポーツドリンクを買って、帰ろうとしたら受付のおじさんがいるのに気付いた。
挨拶をした。

「やあ、君か。今日は晶ちゃん来てないよ」
「――みたいですね。そんなによく来るんですか?」
以下略



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