過去ログ - 【安価】インデックス「いい加減私も怒るかも」フィアンマ「……ふん」
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334: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/07(木) 16:48:29.94 ID:3b9ueV6R0

ヴェント「『神の右手』かね」

神の右手。
一切の真理を握る手のことだ。
神の右手は、十字教として世界を支配する。
神の右手には善が存在する。
即ち、絶対の善性を宿すものの、無機質な者。

故に、神の使いのようだ。

十字教徒としては褒め言葉なのだろうが、ある意味においては罵倒かもしれない。
人間味がなさすぎる、情に薄い、そんなことを言われている、そういった訳なのだから。

ヴェント「他人に対してはとことん関心を抱かない質だったじゃない」

フィアンマ「…否定はせんよ。というよりも、今もそうだと言った方が正しいか」

もぐ、とパンをかじり。
食べ終わり、指先に付着した粉糖を舌で舐めとり、フィアンマは真っ黒なコーヒーへ視線を落とした。

ヴェント「前なら自殺者は放っておく主義だったように思うケド」

フィアンマ「今もそうだ。…禁書目録が助けると言って聞かないから、協力しただけに過ぎん。死を選んだ人間に、無理やり生きろと諭すつもりはないさ」

ヴェント「禁書目録がなにも言わなければ、見殺しにしてたっていうワケ?」

フィアンマ「ああ」

ヴェント「……つまり、禁書目録に左右されているワケだ」

フィアンマ「……、」

指摘され、フィアンマは黙り込む。
ペーパータオルで指先を拭き、視線を落としたままでいる。

ヴェント「禁書目録が好き、とか言わないでしょうね。アレはただの魔道書図書館。分かってる?」

公私混同をするな。
遠まわしにそう言われた。

フィアンマ「>>336




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