過去ログ - 【安価】インデックス「いい加減私も怒るかも」フィアンマ「……ふん」
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506: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/08(金) 19:30:37.00 ID:xyflXjYj0
>>504 19:19:00.3『5』 結果:>>500 ご協力ありがとうございます》


神裂「いや、ステイヌではないですね」

きっぱり、と言い切り。

五和「…捨て犬、ですか?」

神裂「…噛んでしまいましたね。ステイル=マグヌスではありませんよ」

それは否定しておきます、と彼女は丁寧に否定した。
となると残りは非常に限られてくるのだが。

五和「…ま、まさか!」

神裂「………い、五和。食が進んでいないようですよ? さぁ、ケーキをどうぞ」

にこ、と笑みを浮かべる神裂火織。
だが、彼女の纏っているシャツにはうすらと汗が滲んでいた。
冷や汗である。想い人が被れば、こういったこともあるだろう。
そもそも、五和と神裂は似た性格をしている。
優しく、凛としていて、清楚であり、真面目一直線。
こと恋愛ごととなると、好みが被ってしまうのも仕方のないことだろう。

『え、女教皇様はてっきり結婚適齢期を過ぎた熟練の魔術師だとばかり』
『しーっ、ご本人も気にしているんだから…!』
『術的に必要とはいえ、あのファッションも老けて見える一いnムグッ』
『言うんじゃないよ』

『…見たところ、お前はまだ十八かそこらの女だろう。年端もいかん少女がそう深く抱え込むことではない』
『……だが、誰も見捨ててはいない。自分が悪いと、責任を誰にも押し付けていない。それは優しさだ』

自分の話を聞いてくれて、真面目に指摘してくれて。
それでいて、自分を年端もいかぬ少女と認め、心配の言葉らしきものをかけてくれた。
そして、五和と会って行けば良い、と会う機会までもを取り合ってくれた。
まして、彼は五和の命の恩人だ。別にそれを理由にアプローチしよう―――などと意地汚いことを考えている訳ではないが。
だが、自分の問題点を指摘してくれたという点では、自分にとっての直接の恩人でもある。

神裂(べ、別に見目の時点で少し見とれた訳では……)

五和「…如何に女教皇様といえど、フィアンマさんを譲る訳にはいきません」

チーズケーキを食べつつの言葉には、ささやかな敵意。
恋敵として認定されてしまったようである。間違ってはいないが。

神裂「>>508


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