過去ログ - 【安価】インデックス「いい加減私も怒るかも」フィアンマ「……ふん」
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755: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/09(土) 22:45:22.73 ID:y1ig900D0

「何が不満なのだ。きちんと言葉にしてくれないと伝わらんぞ」
「…気持ち全部が言葉に表現出来る訳じゃないんだよ」
「そうか。ならば、俺様は行動する」

彼は、インデックスに膝枕をされたまま。
神裂や、五和にしたように、頭を撫でるのではなく。
そっと、彼女の右手を、自分の右手で握った。
柔らかく、小さい女の子の手を、数度握る。
安心させるように。認識させるように。
何度も何度も、握った。そして、優しく手の甲を撫でる。

「……お前の管理者権限は、………これまでも、これからも俺様のものだ」
「………」
「誰にも譲らん。…誰にも渡さん。お前が生きている間、一生涯、ずっと」
「フィアンマ…?」
「お前が、誰かと結ばれたいと言い出しても。修道女をやめると言っても。禁書目録であることをやめ、ローマ正教から出て行ったとしても」
「……、」
「交渉の道具として他の宗教組織に渡す羽目になっても、…お前が俺様を嫌いになっても」

フィアンマは彼女の手から手を離し、腕を自分の顔に乗せる。
隠すように。何かを、眩しがるように。
インデックスの顔を見ないで、言葉を続けた。

例え、自分が一人ぼっちになっても。
きっと、インデックスと出会えた事は、後悔しない。

「どれだけ距離が離れても、……お前が、死んだとしても」
「………フィアンマ、…ねえ」
「お前は、…インデックスは」

悪意や敵意に晒されて尚無邪気な笑顔も、天真爛漫なその素振りも。
優しさも、自分を変えてくれたその『強さ』も、全てひっくるめて。

「―――俺様の、ものだ」

子供が、玩具を手放したくないと駄々をこねるかのようだった。
現実主義な彼にしては、酷く珍しい。



一時間程沈黙して。
インデックスは、フィアンマを見つめたまま。
言葉を、返す。

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