過去ログ - 【安価】インデックス「いい加減私も怒るかも」フィアンマ「……ふん」
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870: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/10(日) 16:35:16.10 ID:AEWr+uLu0
《フィアンマさんにお祈りしてきました。もう大丈夫です》


美琴「…正直な話をすれば、統括理事長を殺しでもしない限り、無理でしょうね」

彼女は、これまで妹達を救うべく、いくつもの研究所を破壊してきた。
だが、その度に規模は広がり、気付けば更に増えていた。
永遠に終わらないいたちごっこ。つまり、学園都市側がこの『実験』を保護しているのだ。
美琴は、彼を待つこの短い時間で頭を冷やし、悟ったようにそう言った。

美琴「でも、もしかしたら。私を貴男が、…無能力者が倒せば、それはそれで演算結果が覆される。第三位『超電磁砲』を倒した無能力者が居る、ただそれだけで、実験は停止されるかもしれない。……でも、今夜実験に使われてしまうあの子は、殺される。それじゃ意味が無い。遅すぎるし、不確実。やっぱり、第一位を倒すしかない。……第一位は、『一方通行』。ありとあらゆるベクトルを操る能力を持つ、学園都市最強」

彼女は、自分が置かれている状況や、妹達について軽く話し。
そうして、自分が第一位に負けたことや、今日これから起こること、自分がしようとしていたことも話した。
そして、フィアンマに傷ついて欲しく無い、と思った。
彼女は、力なく笑う。虚勢を張る元気も無い。

美琴「………やっぱり、良いです。私は、…わたしは、大丈、」

上条(フィアンマ)「ダメだ」

彼は、美琴の手首を掴む。

上条(フィアンマ)「…事情はわかった。目下のところ、やれるだけのことをやるとしよう。お前は寮に戻れ」

美琴「え…?」

上条(フィアンマ)「お前が居れば、学園都市第一位はお前をその妹達の一人として殺す恐れがある。クローンならば、似ているどころの話ではないだろうからな。俺様は、お前を助けに来たんだ。お前が死んでしまっては、俺様の目的が果たせない」

美琴「…み、はえる、…さん」

上条(フィアンマ)「場所を教えろ。それだけで良い。後は俺様なりにやってみるさ」

美琴「ッ、学園都市第一位ですよ!? 勝てる訳がない! 攻撃をすれば全部反射されて跳ね返される上に、何百人、ううん、何千人も殺してるあんなヤツに!」

死にたくない。
だが、それ以上に、フィアンマに死んで欲しく無い。
美琴は唇を噛み、叫ぶように言う。
助けてとは言った。言ってしまった。
しかし、それと、自分の為に命を張って欲しいのとは、別だ。

上条(フィアンマ)「>>872




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