過去ログ - 【安価】インデックス「いい加減私も怒るかも」フィアンマ「……ふん」
↓
1-
覧
板
20
951
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/02/10(日) 21:31:07.05 ID:brVTYZwV0
《SOさんありがとう》
一方「オマエはなンでそンなに強ェンだ?」
聞きたかったのはそのことらしい。
フィアンマは、しばし悩む。
まさか、魔術について講座を開く訳にもいくまい。
フィアンマ「…少々特殊な体質なんだよ」
一方「…それだけとは思えねェな」
フィアンマ「まぁ、能力者だと思ってくれて構わん」
一方「……」
フィアンマ「…お前にも、人を殺してでも手に入れたいものがあったんだろう。『無敵』か?」
一方「……、」
何故わかったのか。
思うも、一方通行は沈黙する。
フィアンマは点滴の薬剤が入った袋を見やり、言葉を続ける。
フィアンマ「頂点に立つ者は孤独だ。そして、非常に愛され辛い。憎まれる、或いは盲目的に信仰されることはあっても」
一方「………」
フィアンマ「学園都市第一位。学園都市最強。言葉だけを聞けば羨ましいと言われるだろうが、その孤独は絶え間無いものだろう。高位能力者には特別クラスという名の監獄でも宛てがうのか? だとすれば、お前は長年独りで隔離されていたのだろうな。そうでなければ、人を殺せる程には精神が追い詰められることはない」
かつて現人神として隔離され、信仰され、時に憎まれては不条理な攻撃を受けたフィアンマには、一方通行の思いが理解出来る。
フィアンマ「無敵になれば、文字通り敵が居なくなる、と期待したのか。だとすれば、それは誤解だよ。どれだけ強くなっても、反乱はされるんだ。絶対王政の時代に、革命が幾度となく成功して、無敵だったはずの権力者が暗殺、或いは刑に処されたように」
一方「……、…」
フィアンマ「お前の事情は知らんよ。調べた訳でもない。これらはあくまで予想だ。…だが、あの妹達と呼ばれるクローン体達に話しかけていたのは、…実験を中止したかったからではないのか。いつか、相手が『嫌だ、怖い、殺さないでください』と言ってくれることを期待した。違うか」
違わない。
恐らく無意識下で、自分は妹達を殺すのが嫌だと思っていた。
言い訳になってしまうし、だからといって自分が正しいとは、今は、思わない。
フィアンマ「強くなっても、…良いことなどない。強くなるのは、あくまで何か目的を達成するための手段でしかない。目的のない手段に、未来など存在しない」
一方「
>>953
」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/423.76 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【安価】インデックス「いい加減私も怒るかも」フィアンマ「……ふん」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1359384952/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice