15: ◆T6URQJJiS6[sage]
2013/01/30(水) 02:44:18.23 ID:nBLz0ahUo
しばらくして戻ってきた彼の手には、どこからくすねてきたのか大吟醸が握られていた。
どこまで話したか、などととぼけつつコップを片手に手酌をする彼。
ハヤブサが負けたところだと話してやればわざとらしく頷いてきた。
多くの妖怪が意気消沈する中、人の世は今までとはくらべものにならない速さで変わっていく。
切り崩される山々。
消えゆく森林。
広がる田畑。
変わる街並み。
何もかもが未来へと突き進んでいく。
そんな中、彼の住む長野の山奥にも大きなダムと道路を作ろうという話が届いた頃だったろうか。
ハヤブサが動いた。
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