過去ログ - 幼魔「かちこち、ごうごう、ひゅおん、どかん」
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◆QkRJTXcpFI
[saga]
2013/02/05(火) 23:30:37.91 ID:WyNqSnlJ0
占師「じゃあまず、視させてもらおうかな! こっちおいでー」ヒョイヒョイ
幼魔「……」グイッ
青年「大丈夫、恐い人じゃないからね」ナデナデ
幼魔「……」テクテク
占師「はーいおいでお、い……ゆ、勇者くん?」
青年「どうしたの?」
占師「この子、魔力の量がちょっとばかしおかしいんじゃないかなー」
青年「そうかな?」
占師「解ってて言ってるねー。ま、いいや。はいそこ座ってー」
幼魔「」ストン
占師「それでは――"視"」
神の恩恵を受けたのは僕だけじゃない。
世界には僕の他に四人――合わせて五人の使徒がいる。
いや、今は僕を合わせても四人なのか。
僕が勇者なら、占師ちゃんは巫女だ。
生も死も道も山も定められた、神の使徒。
四人の使徒は[言霊]を扱えるけど、
それぞれ得意な特性がある。
彼女の特性は"見、防、回"。
その力は運命に触れる、と云われている。
本人曰く、
占師『運命なんて有って無いようなもんだから触れられないってー』
とのことだけど。
それが本音かどうか悟らせない。
死ぬ時まで精密に定められた、
運命に抗えない彼女なりの皮肉なのかも。
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