過去ログ - 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 一「9本場だね」
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42: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/02/01(金) 00:33:42.42 ID:4mnrNGoSo



智紀「………」

京太郎「………」


互いが無言。

部屋に響くのは呼吸音、そしてPCをタイピングする音だけ。

そんな空間に俺と沢村さんは居る。

昼の食器。

それを回収するのと夕食の呼び出し。

それをして夕食を済ませ、さぁ何をしようか。

そんな時にこうして仕事を頼まれた次第だ。

整理したデータの仕分け。

有珠山、有珠山、臨海、姫松、清澄、清澄。

俺はそれぞれのフォルダにデータを詰め込む作業を続ける。

そんな代わり映えのない作業。

データを纏めてはUSBを俺に渡す沢村さん。

一切の淀みない作業。

なんというか、もはや敬意を表したい。

そう思っていると、パタン。

そう音が鳴ってPCが閉じられる。

見れば、ゆったりと。

小さく息を吐いて、背もたれに身を預ける沢村さん。

そして俺を見て、小さく口を開いた。


智紀「これで全部、終わり」

京太郎「……マジですか?」

智紀「ん」


こっくり。

そう頷き、肯定。

俺も最後のデータを処理して、保存。

ミスを無いことを確認し、沢村さんに見せる。

頷き、OKサイン。

それに思わず「よっしゃぁ!」と声を上げていた。


智紀「!」ビクン

京太郎「あ、すいません!なんかこう息を吐きたくなっちゃいまして…!」

智紀「……ふふっ」


……そんな小さく笑われると、すっげー恥ずかしいなぁなんか。






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