過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「25です」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「25です」【鶴賀】

↓ 1- 覧 板 20

425: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/02/04(月) 02:11:11.11 ID:ZQnpNz4X0
桃子「おはよっす！」

……元気に声をかけてきた。

京太郎「……」

桃子「……朝から何まぬけ面してるっすか」

京太郎「まぬけ面って……いや、そうかもしれないけど……」

京太郎「だって……」

京太郎「……なんで、お前そんな元気なんだ？」

桃子「子供は風の子元気の子！」

桃子「切符が大人料金になったって、成人するまでは子供っす！」

京太郎「ああ、そう……」

京太郎「……じゃなくて！」

京太郎「ほら、その、いいにくいけど、その……さ」

京太郎「……わ、か、れ、た……だろ？」

京太郎「なのに、なんでそんな元気なんだよ……？」

桃子「……や、別に、新しい恋を見つけた……とかじゃないっすよ？」

京太郎「もし見つけていたんだったら、いったい日曜に何があったんだ……って話だな」

桃子「ふっふっふ……私のこの美貌をもちさえすればもう余裕っすよ！」

京太郎「あー、はいはい」

桃子「む、何すかその態度はーっ！」

まるで漫才のようなくだらない会話。

……楽しかった。

最近はまるきりなかった。

どこか懐かしい、会話だった。

変に緊張していた心が落ち着いてくる。

京太郎「……かといって、流されねぇぞ？」

桃子「……はい？」

京太郎「……なぁ」

京太郎「どうしてそんなに元気なんだ？」

……やっぱり。

無理をしているようにも見えない。

心から笑っているように見える。

フった相手だというのに。

彼女は、太陽のような笑みを見せている。

桃子「んー……まず一つ」

桃子「何時までも暗くいたらただでさえ影の薄い私の存在感が更に消えるっすよ？」

桃子「それに、楽しい気分でいたほうが、悲しさからも逃れられるじゃないっすか」

京太郎「……」

ああ、やっぱりか、という気分になった。

桃子「それが、建前っす」

……その一言で、すぐ払拭されたが。

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/260.30 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ