過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「25です」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「25です」【鶴賀】

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430: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/02/04(月) 02:35:56.59 ID:ZQnpNz4X0
桃子「あー、別に今すぐ京ちゃんを愛するわけじゃないっすし」

桃子「その間に、私の思いが離れたらそれまで」

桃子「その間に、京ちゃんが誰かと恋人になってもそれまで」

桃子「……そのときはきれいさっぱりきっかり諦めるっすよ」

桃子「……でも、それまでは」

桃子「もっともっと、京ちゃんのことが知りたいっす」

桃子「だから、別に話しても大丈夫っす」

桃子「やましい気持ちなんて何もないっすから」

京太郎「……あー、っと」

桃子「そんなわけで」

桃子「今日からまたよろしくっす、京ちゃん！」

京太郎「……」

桃子「ん？」

京太郎「……いや」

えへへ、と笑顔を見せる。

無理に作った満面の笑みとか、ちょっと狂ったような笑みとか。

そんなものが全部消え去って。

ありのままの……俺だってそんなに見たこと無いような、モモの笑顔を見せられた。

京太郎「……まずは、さ」

京太郎「俺からの依存離れるために、ほかに友達作らないとな」

桃子「……割と的確でこまるっす」

桃子「でも！」

桃子「私だって日曜何もしてなかったわけじゃないっすからね！」

桃子「友達になるための100の方法をネットで見て、ずっとシミュレートしてきたっす！」

京太郎「ほうほう」

桃子「これを実践すれば友達100人間違いなし……これで、京ちゃんからの依存も抜けられるっすよ！」

京太郎「あー……うん、そうだな」

桃子「というわけで、早速実践してくるっす！」

桃子「じゃ！」

がた、といきおいよく椅子を引いてモモは立ち上がった。

そのままその辺にいる人に話しかけ始める。

……正直、好感度は今までの所業を省みたところ確実に最低最悪ランクからだろうけど。

本当に友達ができるなら、それに越したことはないし。

友達ができないのなら……っと、そんな心配はする必要はないだろうか。

京太郎「……はぁ」

悩んでいた昨日の自分と、彼女の態度に対して溜息を吐く。

恋心を自覚して、それを隠すこともしない女子に進化してモモが帰ってきた。

へこんでおらず、俺もへこむ必要があらず、その点は喜ぶべきなのだが。

……なんというか……なんというか。

……もしかしたら、依存されるよりも面倒くさいかもしれない、と思ってしまった。

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