過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「25です」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「25です」【鶴賀】

↓ 1- 覧 板 20

495: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2013/02/09(土) 13:04:08.42 ID:9cPFUVFr0
京太郎「ちょっ、ちょっと、ちょーっと、待て！」

和「……」ﾋﾟﾀ

京太郎「……あ、待つのか」

和「京太郎君、最優先ですし」

京太郎「ああ、それはどうも……」

手を伸ばせば、彼女の体に手が届くような位置。

和「……それで」

和「どうします……？」

京太郎「……えっと」

京太郎「い、いいのか……？」

和「……はい」

和「今日だけに限らず……何時だって」

和「好きなだけ、触っていいです……よ？」

京太郎「」

瞳がうるうる、と揺れている。

ついに頬が髪よりも赤くなり始めた。

……いや、落ち着け。

罠だ、これは罠だ、きっと誰かが俺を仕組むために、仕込んだ――。

和「京太郎君……」

呟く。

いつもとくらべて、か細い、小さな声。

腕が動く。

ふんわりとした両手の平が俺の手首を掴んだ。

そして、それを、持ち上げる。

和「……」

京太郎「和……」

和「大丈夫、です……っ」

ダメだ、と理性が話しかける。

しかし、男性の理性：本能なんて大体1：9である、勝てるはずがない。

つまり、俺は。

手の平に全身系を集中させて。

彼女が手を運ぶがままに――。

ぷに、と。

京太郎「……」

和「ぁっ」

……百聞は一見にしかず、とは言うが。

百見は一触にしかず、だった。

今まで俺の心を埋めてきた、数多くのおもちフォルダがデリートされていく……。

そして、後に残るのはただこの温もりと香りだけだ。

京太郎「お……おぉ……っ！」

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/260.30 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ