過去ログ - 上条「…お前なんか、嫌いだ」ふぃあんま「…え」一方「帝督、好きだ」
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16: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/02/01(金) 17:56:54.19 ID:NAmr+m1x0

暗い路地裏。
垣根帝督の形をした、真っ黒な生き物。
彼は、背後の少女の存在に気がついた。

『……ん?』

彼は、口元を歪ませてのろのろおと振り返る。
緩慢な動作は、自らの力量を把握しているが故の傲慢。
少女は、薄い笑みを浮かべて首を傾げる。
麻薬の売人の様な、裏のあり過ぎる笑みだった。

「学園都市。ひいては科学サイドを壊そうと考えている人間なんだが、協力するつもりはないか?」
『……学園都市を壊す? 愉しそうだな』
「お前の壊したいものを壊すことを手伝おう」
『へえ。なるほど、双方にメリットがあるな』
「悪く無い条件の筈だが」
『まあな。…また何でこの垣根帝督を?』
「スカウトするのなら、強くて悪意ある人間を選ぶ」
『なるほど、暗部ね』

肩を竦め、彼は一歩目を踏み出す。
魔神のなり損ないたる少女は、彼を使う事に決めた。


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