過去ログ - 上条「…お前なんか、嫌いだ」ふぃあんま「…え」一方「帝督、好きだ」
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166: ◆2/3UkhVg4u1D[saga !桜_res]
2013/02/15(金) 13:37:15.98 ID:CRoWlVHH0

朝が来た。
良い匂いがする。
甘い匂いだった。
ホットケーキを焼いているかのような。
上条はのろのろと起き上がり、着衣を正す。

「…ん?」

立ち上がって台所に移動すると、そこにはフィアンマが居た。
真面目にパンケーキを焼いているようだ。
じー、とフライパンを見つめている。

「おはよう、フィアンマ。ありがとな」
「……どういたしまして、だ」

どやー、とやや得意げな表情を浮かべるフィアンマに笑って、上条はフライ返しを取り出す。
何かを任せても、怖いとは思わなくなった。なれた。

「あのさ、」
「む」
「何かドラマとかでありがちなんだけどさ」
「ん?」
「これからも、ずっと」
「ずっと、」
「…一緒に、いような」
「…やくそくだ」

小指と小指を、絡ませる。
拙い童唄を口にした、お互いにはにかむ。








―――十年後も二十年後も、ずっと、一緒に。







                                                          Felice fin.



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