過去ログ - 詢子「夢の中で何かあったような」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 11:20:36.29 ID:fVlzemOt0
まどかがそして体育館が淡く霞んで行く。

……そう……まどかだ。……なんで…忘れて……たんだろう。

…でも。なんで…私はまどかの事をほとんど思い出せない…違う…なんで…私は「まどか」を知っているんだ。

カーテンの隙間から朝日がこぼれている。普通なら気持ちの良い休日の朝だ。

夢の中身は完全に覚えている。私に娘なんかいない。でも私は夢の中であった「まどか」を知っている。覚えている。

あの子は…私の娘だ。

それならタツヤがまどかを知っていたのも、私がそれを懐かしく思ったのも何となく納得は行く。

でも私には娘はいない。なんだこれは?ただの夢なのにそれが奇妙な現実味を帯びながら大きなものにと変わっていく。

詢子「まどか。鹿目まどか」

呼びかけたのか自分に言い聞かせたのか口から零れた名前が私の胸を締め付けていた。

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