過去ログ - 詢子「夢の中で何かあったような」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 10:42:56.33 ID:fVlzemOt0
あ立ってた。これから書き込みます。
外は何もかも洗い流すような土砂降り。私はどこかで女の子と言い争っている。
私はその子をよく知っているはずだけど誰だか全く思い出せない。
「わたしが良い子に育ったって言ってくれたよね。今でもそう思ってくれる?わたしを信じてくれる?」
しっかりと私を見つめて力強く問いかける(あぁこの目が信じられない訳がない)
「……絶対に下手打ったりしねぇな?」(違う!こんなこと言いたいんじゃない。)
小さかった顔が頷く。
「誰かの嘘に踊らされたりしてねぇな?」
「うん」
まだ頼りない顔が力強く頷く。(こないだまでランドセル背負ってたんだろ。なにそんな顔してるんだよ。)
手が勝手に肩を押してしまう。(違うだろ。それは絶対にやばい。何してんだ私は)
「ありがとう。ママ」
押された体を立て直して、たよりなくも力強い顔で私に笑いかける。
(馬鹿。そんな顔するんじゃねぇ。もっと情けない顔しろ。本当は力ずくで止めたいんだ。)
私に笑いかけたその顔が振り返って階段を下りていく。
(行くんじゃない!)本当に言いたい言葉がどうしても出て来ない。
目ぇ伏せんな私。信じて送り出すんだろ。最後まで見守ってやらないでどうする。
無理に視線を上げた時、後ろ姿はもう見えなくなっていた……
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