過去ログ - 詢子「夢の中で何かあったような」
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/02(土) 12:56:42.92 ID:fVlzemOt0
「やあ。なかなか見晴らしの良い場所だね」
少女の眉間に深いしわが刻まれる。
あぁそうだった。忘れていた。いや考えたくもなかった。
「どうしたんだい。なんだか元気がない様に見えるんだけど」
あなたがここに来たからよ。心の中でつぶやく。
さっきの願掛けは無効にしよう。こいつは人じゃないから別に良いわよね。
…でもこいつに信じさせることが出来たなら二人にも信じさせることが出来るんじゃないだろうか
普段なら思いもしない言葉が頭によぎる。
「ねぇあなたなんかに話したくないんだけどひとついいことを教えてあげるわ」
少女は寛容の限りを尽くして目の前の招かれざる客に告げてやる。
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