634:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/22(金) 22:40:56.11 ID:BLtw2a0IO
>>630
桃を食べて若返った爺さん婆さんがギシアンしてできた息子が〜という原典に倣って
昔々、ある所におじいさんとおばあさんがおったそうな。
この日もおばあさんは丘の芝狩りに、おじいさんは皮の洗濯に行きました。
おばあさんが竹やぶに入るとそこにはにょきっと立派なタケノコがあるではありませんか。
久しぶりに見る若い滾りにおばあさんは腰を抜かしてしまいます。
おばあさんは何かに取り憑かれたように生い茂る草をかき分け、タケノコに手を伸ばします。
「おじいさんや、許しておくれ」
一方その頃、川原に着いたおじいさんは水面に浮かぶ桃に目を奪われていました。
まだ青く小ぶりながらも張りのある桃におじいさんは若かりし頃の情熱を取り戻します。
自らを奮い立たせ、ちゃぷちゃぷと水音をたてるとその両の手で桃を掴みます。
「ばあさん、済まぬ」
来週の桃野郎は「婆さん、メス犬の涙」「爺さん、猿のように」「修羅場、三面記事」の三本です。
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