過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ!」 【仮面ライダー】
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778: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/02/07(木) 00:34:58.64 ID:GXJ7AD1Qo

カザリ「……で、結局無駄骨か」


 その後。
 小走やえを助け起こした京太郎たちは、彼女からガイアメモリの情報を聞き出そうと思っていた。
 だが、それは叶わなかった。

 思った以上にメモリに汚染されてしまっていた――京太郎が死んだと思い込んだ事による――彼女は、
 メモリブレイクに際し、軽度の記憶障害となってしまっていた。
 幸いそれは重度のものではなく、仮面ライダー、ガイアメモリ、そして須賀京太郎に関する記憶だ。

 それでよかったと思う。
 自分が自分でなくなる恐怖。麻薬的な暴力の衝動。
 人を殺してしまうかもしれないと言う葛藤。殺してしまったという自責。

 そんな悪夢が消えるなら、それでいいだろう。
 むしろそれは、悪い効果ではないと思う。

 結局のところ、彼女の問題は解決していない。
 ガイアメモリに手を出すほど悩んでしまった彼女の問題は。
 しかしそれは彼女自身の人生。彼女が悩む、彼女だけに与えられた試練だ。
 だから、その必要がないのなら京太郎は手を貸さない。

 乗り越える、そのためにある壁。
 乗り越えようとすること、それ自体が重要なものだから。

 それに……彼女なら、乗り越えられるだろうとも信じている。


京太郎「……無駄じゃないぜ、カザリ」

京太郎「こうして……一人、助けられたんだしな」

カザリ「……はいはい」

カザリ「僕としては、もう少しメダルとか……そういう特になる事をして欲しいんだけどね」

 


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