過去ログ - >>2 と >>3のお題で即興SS
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230:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 20:43:47.40 ID:AatOLyPq0
つかまれた姫は力なく、立っている。
首を捕まれながら、立っているのがやっと、という様子。
王「お、お前、我が娘になにを…!」
231:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 20:47:01.43 ID:AatOLyPq0
男のあまりに軽い話し方が王の怒りを大きくさせた。
王「き、貴様…」
232:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 20:50:14.02 ID:AatOLyPq0
男「そうだな…あるけど、俺一人じゃ意味が……」
コンコン
233:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 20:52:33.17 ID:AatOLyPq0
そんな王を無視し、男は続けた。
男「そうだな……町中のパニックの原因を作った奴だ、とでも言って探させろ」
234:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 21:00:17.40 ID:AatOLyPq0
そう王がつげると、扉が勢いよく開かれた。
飛び込むように入ってきた兵士が早口で話す。
兵士「お、王!町での被害が拡大し続けております。なにか、ご指示を……!」
235:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 21:03:47.51 ID:AatOLyPq0
兵士「は、はっ!皆に伝え、不審な老婆を探し出します!」
兵士は驚いたように返事をし、部屋を出て行った。
扉が閉まると、王は向きも変えずに言った。
236:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 21:06:25.33 ID:AatOLyPq0
ーーーーーーーー
兵士「……どういうことだ?」
237:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 21:10:54.59 ID:AatOLyPq0
扉の前につき、軽く手で叩く。
中から、王の声が聞こえる。
王「老婆だけを中に入れろ!」
238:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 21:14:29.42 ID:AatOLyPq0
扉が閉まり切ると、物陰から男と姫が姿を表した。
男「部屋から離れろと、部屋の前の兵士に言え」
239:そっきょー ◆4jzar1HOtI[saga]
2013/02/08(金) 21:16:00.21 ID:AatOLyPq0
王「……お主ら、何者だ」
王が沈黙をやぶり、声を発する。
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