過去ログ - 「生きてる意味とか」「死なない理由とか?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/04(月) 19:52:15.41 ID:46kVEZIko
そんな多くないですが地の文あります
読むのダルい人は流し読み推奨

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/04(月) 19:52:47.70 ID:46kVEZIko
最近ボクの周りで、変わったことがあった
学年が変わってクラスメイトが変わったことでもなければ
新しい担任があまり好きじゃない先生だったことでもない

「あ……おかえり」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/04(月) 19:53:18.28 ID:46kVEZIko
この子との出会いは、学年が変わる前のこと
その日のボクは少しイライラしてた
理由がなんだったか、今では思い出せないのだけれど
多分、物凄く小さなことだったと思う
なぜなら思い出せないのだから
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/04(月) 19:53:49.61 ID:46kVEZIko
お腹空いてる?

「ううん、大丈夫。歳木くんが空いた時でいいよ」

話を聞くと、この子はこの辺に住んでいるらしく
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/04(月) 19:54:38.54 ID:46kVEZIko
この子としばらく一緒にいて、この子が家を出された理由がなんとなく分かってきた
この子は自分のことしか基本的に考えない
お腹が空けば何か食べるし、喉が渇けば水を飲む
痛ければ泣くし、嬉しければ笑う
だがそれはあくまでも自分のためであって
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/04(月) 19:55:41.67 ID:46kVEZIko
「っう……ぐ」

あったよ、学校でね……色々あるんだ、ボクにも

「ぐ……るじ……」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/04(月) 19:56:38.24 ID:46kVEZIko
「…………ぅ、ん」

咳の間に微かに聞こえた返事を聞いたボクは
冷蔵庫を開けて晩餐の準備を始める
ボクは料理なんて出来ない
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/04(月) 19:58:00.46 ID:46kVEZIko
「あっ……」

別にお腹が空いていたわけじゃない
人のお弁当から摘み食いをするのはなんというか
そういうのじゃないってのは分かってもらえると思うけど
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/04(月) 19:58:44.89 ID:46kVEZIko
ん……むっ

「……ん、ぅ」

唐揚げを無理やり奪われてしまった
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/04(月) 20:01:23.45 ID:46kVEZIko
とりあえず書いたとこまで

やる気あるとき書くから書く量不安定になると思うが
見てくれる人は付き合ってくれ


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 06:36:54.90 ID:8i3VM3Bgo
彼女が来てから、ボクの生活が少し変わった
ボクの親はよく言えば放任主義、悪く言えば育児放棄と言うやつで
今の学校に入ってからほとんど一人暮らしのような状態だった
それをいいとも悪いとも思ってなかったが、今の状況を考えるといないでくれてありがたいと思う

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 06:37:22.92 ID:8i3VM3Bgo
彼女が着ている服は、ボクが普段着ている服だ
母の服を貸そうかとか、新しく服を買おうかとか提案したが
本人たっての希望でそういうことになっている
口では『あまり迷惑……かけたくないから』などと言っているが
ここにいる時点で大なり小なり迷惑かけていることは理解した上で言っているのだろうか
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 06:38:33.20 ID:8i3VM3Bgo
「……?」

理解した上で、改善しようとは一切思っていないのだろう
ボクは前にも言ったのに、下着姿で歩き回るなって
壁が鈍い音を立てて軋む
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 06:39:02.23 ID:8i3VM3Bgo
……

鏡に映る自分の姿
彼女と同じくらいの身長、貧弱な体格
ボクは鏡を視界になるべくいれないようにして、脱衣所を後にした
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 06:40:06.51 ID:8i3VM3Bgo
……ふぅ

「歳木くん……さっきは、ごめんなさい」

今度はちゃんと服を来た状態で、彼女が風呂上がりのボクの前に立っている
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 06:40:42.47 ID:8i3VM3Bgo
「ひっ……」

彼女の体が強張るが、今のボクは別に苛立っているわけじゃない
確かにさっきの風呂場でのことは少し腹が立ったが
それよりももっと言いたいことが今はある
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 06:41:20.70 ID:8i3VM3Bgo
何か不満があるの?

「そ、そうじゃなくて……そ、その……」

未だに目を合わそうとしない彼女
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 06:42:01.35 ID:8i3VM3Bgo
「ご、ごめん……なさい……お、怒らないで……」

じわりと彼女の目に、涙が滲む
これも最近になって知ったのだが
どうやらボクは女性の涙に弱いらしい
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 06:42:21.16 ID:8i3VM3Bgo
「……怒ってる?」

上目遣いにボクを見つめる彼女
確実に分かってて聞いているのだろう
分かって聞いていることが分かっていながらも、ボクの答えは一つ
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/05(火) 06:44:16.88 ID:8i3VM3Bgo
なんか全体的に板が重いね

急がない分にはいいんだが二重投稿しそうで面倒

それじゃまた気が向いたら


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/05(火) 10:41:06.87 ID:gFBD1T5xo



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