過去ログ - 「生きてる意味とか」「死なない理由とか?」
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131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:23:04.44 ID:vV9pprdqo
……っ

「いって……んだよ」

彼にばかりに気を取られ過ぎて、障害物を避けきれなかったらしい
以下略



132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:23:35.93 ID:vV9pprdqo
「なんだこいつ、きもちわりぃな……」

やっと障害物が無くなったが、代わりに彼と大分距離が空いてしまった
なんとか背中を追いながら彼がたどり着いたのは図書室
本は嫌いではないが、大して趣味なわけじゃない
以下略



133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:24:02.66 ID:vV9pprdqo
パリンッ


「きゃっ!?」

以下略



134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:24:33.04 ID:vV9pprdqo
屋上の風は気持ちがいい
今何限だったっけ
彼女、今何してるかな
頬が冷たい
そういえば、午後から雪が降るとか言ってたっけ
以下略



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:25:05.79 ID:vV9pprdqo
あの日見たような夕焼けが辺りを包んだ頃
ボクはやっと視線を動かして、空を見上げた
ちらちらと白い粒が、ボクの周りを漂っている
どうりで寒いと思った

以下略



136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:25:37.74 ID:vV9pprdqo
「――そう――――なよ」

「……は………て」

聞きなれた二つの声が、ボクの耳に反響する
以下略



137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:26:04.98 ID:vV9pprdqo
「……」

「……」

……
以下略



138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:27:00.60 ID:vV9pprdqo
「……寒くない?」

彼女はさっきと同じ言葉を繰り返し、ボクの方に寄った
今気付いたがどうやらボクは布団の中にいるようだ
リビングに布団は無かったはずだが、どちらかが準備してくれたのだろう
以下略



139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:27:41.91 ID:vV9pprdqo
「毎日こんな食事なのか?」

いつもと変わらない冷凍食品と
いつもと違う食卓風景

以下略



140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/16(土) 23:28:17.20 ID:vV9pprdqo
「禊、今日はどこに行く?」

……どこでも

「……禊くん、髪跳ねてるよ」
以下略



141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/16(土) 23:34:44.49 ID:vV9pprdqo
これで終わり

最期まで読んでくれた人はありがとう
またどこかで会いましょう


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