過去ログ - 「生きてる意味とか」「死なない理由とか?」
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:32:55.77 ID:B5qQAp/To
「……ぁっ」

体勢を崩した彼女が、尻餅を付きながら小物棚にぶつかる
今のはボク自身、反射的に手が出てしまった意図しない行動だった
だから、そこから先に起こることもまったく予測できなくて
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:33:22.42 ID:B5qQAp/To
あ……

「……」

彼女は拒絶のショックで半ば放心状態のような表情をしていたが
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:33:54.09 ID:B5qQAp/To
差し出された手に、彼女が指を絡めながらボクの体を引き寄せる
元々力が無いボクが不意を付かれたことで、あっさりと体勢を崩されて
彼女の胸元に倒れ込む形になる

「あやま……らない、で」
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:34:20.04 ID:B5qQAp/To
「……」

……

何かしてくるかと思ったが、意外にも彼女はあっさりとボクを解放した
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:34:40.14 ID:B5qQAp/To
ボクの鼓動がやっと収まり始めた時、彼女がお風呂から上がってきた
昨日言ったことぐらいは何とか覚えてくれているのか
彼女はちゃんとTシャツ一枚を上に着ている

「……空いたよ」
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:35:08.98 ID:B5qQAp/To
無意識のうちに伸びていた手が、彼女を捉え押し倒した
馬乗りされても力を帯びずにボクを見つめ返すことしかしない彼女
そんな彼女を見て、ボクもどんどん熱が籠っていく

「……ぅ……げ、ふ」
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:35:49.79 ID:B5qQAp/To
「……死ぬかと、思った……ふふ」

酸素が減って生気の失せた表情で、イタズラっぽく笑う彼女
ボクはそんな彼女の視線をまっすぐに受け止めるのが怖くて
彼女の顔を見返すこともなく、風呂場へと逃げ出した


44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:36:38.34 ID:B5qQAp/To
ボクはまるで、甘い香りに釣られて絡め取られた虫のようだ
ボクに絡みついて、ゆっくりと時間を掛けて溶かしていく
絡め取られている自覚はあるのに、逃げられない
湯船に浸かって体の力を解くと、本当に溶けていくように感じる
体を溶かされていく虫も、こんな気持ちなのだろうか


45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:36:56.42 ID:B5qQAp/To
……あれ

「……くぅ」

お風呂から上がって居間へと戻ると、珍しく彼女がすでに寝ていた
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/06(水) 01:38:01.15 ID:B5qQAp/To
続く

携帯軽いのか
書きため携帯でするかなぁ


47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/06(水) 01:44:41.48 ID:6mDOmY2R0

タイトルで西尾維新の「戯言」を思い出した


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