過去ログ - 「生きてる意味とか」「死なない理由とか?」
1- 20
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:35:08.98 ID:B5qQAp/To
無意識のうちに伸びていた手が、彼女を捉え押し倒した
馬乗りされても力を帯びずにボクを見つめ返すことしかしない彼女
そんな彼女を見て、ボクもどんどん熱が籠っていく

「……ぅ……げ、ふ」
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:35:49.79 ID:B5qQAp/To
「……死ぬかと、思った……ふふ」

酸素が減って生気の失せた表情で、イタズラっぽく笑う彼女
ボクはそんな彼女の視線をまっすぐに受け止めるのが怖くて
彼女の顔を見返すこともなく、風呂場へと逃げ出した


44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:36:38.34 ID:B5qQAp/To
ボクはまるで、甘い香りに釣られて絡め取られた虫のようだ
ボクに絡みついて、ゆっくりと時間を掛けて溶かしていく
絡め取られている自覚はあるのに、逃げられない
湯船に浸かって体の力を解くと、本当に溶けていくように感じる
体を溶かされていく虫も、こんな気持ちなのだろうか


45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 01:36:56.42 ID:B5qQAp/To
……あれ

「……くぅ」

お風呂から上がって居間へと戻ると、珍しく彼女がすでに寝ていた
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/06(水) 01:38:01.15 ID:B5qQAp/To
続く

携帯軽いのか
書きため携帯でするかなぁ


47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/06(水) 01:44:41.48 ID:6mDOmY2R0

タイトルで西尾維新の「戯言」を思い出した


48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 20:27:30.62 ID:B5qQAp/To
いつもより早く目が覚めたボクは、時計を確認した
時間はまだまだ余裕で、昨日のようなことにはならなそうだ

「……くー……ぅ」

以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 20:29:06.30 ID:B5qQAp/To
「オッス、歳木」

ん、おはよう

案の定休みの理由について深く聞かれず、担任への軽い返答を済ませてボクの所へ
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 20:29:32.44 ID:B5qQAp/To
「この時期の風邪は長引くから、気を付けろよ?」

……ん

さっきの会話端を聞いていたのだろうか、風邪の心配をされた
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 20:30:32.16 ID:B5qQAp/To
「あ、先生来た。また後でなー」

授業が始まるので席へと彼は戻って行った
ボクは授業に使う教科書とノートを出しながら、目を擦った
寝不足と言うわけではないのだが、なんだか目に重さを感じる
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 20:31:46.42 ID:B5qQAp/To
「――が、―――になって」

……む

元々、授業を真面目に聞いている方の人間ではないボクだが
以下略



145Res/57.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice