過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：八巻目【都市伝説】

↓ 1- 覧 板 20

373:1[saga]
2013/02/09(土) 21:46:57.95 ID:mZj9G63Qo
早朝。

小鍛治家の朝は早い。
しかし、事務所の朝はもっと早い。
必然、京太郎の朝は更に早い。

本日も彼は、強くなるため日々鍛錬中であった。

京太郎「332、333、334……」

日々の鍛錬の結果は即物的ではない。
しかし戦闘中、窮地に陥った瞬間に京太郎を無意識の内に助ける。
そしてふとした瞬間にその実感は増すだろう。

例えば美味いメシ食った時などに。
そこ、グルメ細胞とか言わない。

健夜「精が出るねー。毎日毎日」

京太郎「武器とか一気に増えましたから。半年じゃ、いまだに素の射撃ですら苦戦しますよ」

健夜「そういうもんかなぁ」

京太郎「（そりゃ貴女は目標をセンターに入れてスイッチ以下の労力ですけどねっ！）」

彼の動きは一部を除き独学だが、監督は基本彼の義姉が行なっている。
だから変な癖は付かないし、そこそこ理に適った動きにはなる。

しかし。

健夜「……暇なんだよねぇ、私」

京太郎「……走ってくるんで、その間テレビでもどうぞ」

早朝+早起き+退屈。故に、健夜の忍耐力が持たない。

必然今日もほどほどの所で切り上げ、彼はランニングに。
彼女は朝のニュースを見つつ、めざましの一位があてにならない星座占いまでテレビ前のテーブルで待機。

毎朝繰り返されるルーチンワークのような何か。

この時間から京太郎が朝飯を作る時間まで、二人は朝顔を合わせなかったりする。

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/284.24 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ